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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第34章 貴方がいないと※裏


「…僕のために、こんなことさせて…」
「透さん…のそばに、いたかった」

それだけなんだ。

「透さんの傍にいれる方法は…っ、私が……貴方に近づくしかなくて…」
「…ええ」
「貴方の、傍に…いたいと思った私が間違えていたとしても………公安でも、組織でも……それでも、私は」

降谷零の傍にいたいと思ったのだと。

「…嘘つきな、安室透が好きだよ」
「………初めて、貴女が…心から僕を好きだと言いましたね」
「そんなことないよ」

ポアロにいるときだって。

「透さんのことは、……零のこと除いても…好きだよ」

零が、一番だけど。

「っ、ぁ…ちょ、…」
「いちいち…っ…締め付けるのやめてください…っ」

胸を揉まれて…子宮を突かれて。
気持ち良くて。
零……透さんが、激しく何度も突き立てて。
透さんでいることで、零は私に優しくしようとして。
違う男の精液と私の愛液と…混ざって、シャワーに流されて。

透さんは、吐精しなくて。
ただただ、私の意識が失われるまでずっと……突いて、酷く酷く…愛してくれた。



温かい匂いがして。
お味噌汁の匂い。
…美味しそうなお米の炊ける匂い。
ぐぅ、とお腹が鳴って…

「目が覚めましたか?」
「…………お腹すいた」

襖を開けていて、零がキッチンから顔をのぞかせた。
…多分、今も透さんなんだろうけど。

「…零…?」

確かめるように名前を呼んで、肩が軽く震えて。

「透さん…」
「はい?」

あぁ、早く零に会いたい。
透さんの背中に抱きつきたくて。
体を起こして歩こうとすれば、ベッドから落ちた。

「…ふ、…はは、どうされたんですか、その格好」

ベッドから落ちて床に突っ伏した私を笑う。
腰は痛いし。
近づいてくる笑い声は…

「おはようございます」

しゃがんでキスをしてくる透さんに…舌を絡めた。

「ん、…っ」
「…ん、…今日は、なんだか下手くそですね」
「待っ…て、…透さん…」

下手くそ、と言われてムキになった。





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