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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第17章 これから※微裏


…そしてふと、思い返した。
あの時にいた灰原哀ちゃんと…沖矢さん。
零がバーボンとして話をして言葉を交わしたのは灰原哀ちゃんだ。

…ということは、零が殺したと言っているのは怪盗キッド…?

「…組織から脱走した女を追って、調査してたところに…○○がいた。最初は、見てるだけでよかった」

零が、私の頬を撫でて…キスをして。

「あの時と同じように触れたいと思うことが増えて…そして、毛利小五郎とその女に接点がある可能性が浮かんだ際に…ポアロで“安室透”として雇われ、毛利小五郎の近くに潜入した」

あの日のはじめまして、は私が忘れていないか確かめるもので。

「忘れてたら…諦めようと思っていた。○○に婚約者がいると聞いた時、悔しかった…」
「悔しい…?」
「別れを切り出したのは…僕からだけど」

何度も触れるキスをされて。

「……○○が他の男に抱かれてる姿を想像して」
「零…は、他の女の人沢山抱いたんじゃないの?」
「…組織の人間として、という意味なら」
「違う…いや、…違わないけど…それも嫌だけど…降谷零に抱かれたのは、…」
「○○だけ」

…嘘でもホントでも、…零に言われる特別感は…極上のモノで。
でも同時に…バーボンとして零は…
どんな風に抱いてきたんだろう。
…そして、きっとこれから先もそういうことがあれば…零は迷わず抱くんだろう。

「…あと、沢山は言い過ぎだ。○○のこと、忘れられなかったんだから…責任取れよ」

今すぐにでも抱きたい、と甘い声で。
…そんな風に言われたら…頷くしかないのも、分かってて。
膝の上に座るように零が言ってきて…背中を預けるように膝に座って、零が…バスローブの紐を外した。
現れる下着の上から…優しく触れてくる。

「…○○を抱いた時…すぐに違和感に気づいた」

そんなに違うものなのだろうか、とぼんやりと思えば顔に出ていたのか零は小さく笑う。
…ああ、零が幸せそうだなってなんだか温かくて。

「変わらなかったんだよ、キスの仕方も…○○が感じるところも、そして…ナカはあの頃より少しキツくて」
「っ…零…」
「誰かに抱かれてるような反応じゃなかった」

○○は嘘つきだけど体は正直だったから、なんて。
そんなの零しか気づけないとキスをして…反論した。



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