• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第20章 kiss the glasses 前編


なんだかずっとさんの機嫌が悪い。

もしかして……

「デザート食べれなかったこと……怒ってます?」

ずっとデータとにらめっこしていたさんが、やっとこちらを見た。


「少し……」


まぁ、またすぐに視線を逸らすんですけどね。

「じゃあ他にもあるんですか?」

「……だって、冷たかった。あんなキレイな人で、バーナビーさんのことを慕って来てるのに……」

「それは、彼女が貴女に対してっ……」

「それ、言い訳」

僕の言葉を遮るようにさんが言った。

「え?」

「私を言い訳にしないで下さい」

……………


確かに……僕は彼女を鬱陶しく思っていた。それがあの態度で余計に増幅したのは間違いない。


「すいませんでした」

僕はさんに頭を下げた。

「え!あ、私こそ……ごめんなさい」

どうしてさんが謝るんだ?オリエンタルの人は、ごめんなさいが口ぐせなのかな……

それよりも僕はどうしても気になったことがあったので、聞いてみた。


/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp