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君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第19章 Just LOVE 前編


どんな時も、傍にいたい。

アイツが笑ってる時も、悩んでる時も、苦しんでる時も、ヒーローの時も、

そう

俺はいつだって、バニーの傍にいたいんだ。


そして同じ時間を共有したいんだ。
どんな時も。


できればいつも、バニーを笑顔にしていたい。
それが俺の手で出来るなんてさ、


この上ない幸せだよな。


飯を食う時は二人で今日の話や、明日の予定なんかをビールやワインを軽く飲みながら話したりする。

で、片付けだってもちろん一緒にする。でも、俺が先に片付け始めるとバニーはいつも、
風呂の準備をしに行くんだ。

俺はやっぱ湯船に浸かりたいからさー。溜めておいてくれんだよなー。
俺好みの温度に。

ほんっと、よく出来たバディだよな、俺達。


台所が片付く頃には風呂もいい感じに。

するとバニーが、ニッコリ笑って
「バスルームに行きましょう」
って俺の手を握ってくる。


ここは家の中。
誰の目もない。


でも、やっぱりあの……キレイなグリーンアイから注がれる視線を俺が独り占めするの、なんだか未だに恥ずかしいんだ。

けど……

俺はバニーの手を握って、指を絡める。
外じゃ決して出来ないことだ。

するとバニーは、軽く握り治してから、俺の手の甲にキスを落としてくれる。

あーーー
こんっなにいい男なのに、なんで俺なんかっ!!!

だからつい、言っちまうんだ。



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