• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第15章 How to A B C & ...!? 前編 A&B




チュッ



…………



ぼ、僕のファーストキス……



虎徹さんが、顔を真っ赤にして固まる僕を見て


「うわ!悪ぃ!!!ついっ!」


僕はまた首を大きく横に振った。そして


「わ、悪くないです……凄く嬉しい……」

「ほんと?バニーちゃん」

「はい」

「こんなおっさんに、チゥされて……ヤじゃねーの?」

「い、イヤなわけありませんよっ!!!
 むしろ大歓迎ですっ!!!」


しまった!大きな声で恥ずかしいことを叫んでしまった!!!

虎徹さんはそんな僕を見て、声を堪えて笑っている。

「笑うなら声を出して笑って下さいっ!!!」


「いや、悪ぃ……だって、バニーちゃんが可愛い過ぎるからサ……」


あ、また……顔が近づいて……



唇が触れ合うと、虎徹さんは何度も啄むようにキスをしてくる。


チュッ、チュッ、チュッ、チュッ……



口だけじゃない。
虎徹さんは僕の眼鏡をそっと外して

頬、目、おでこ、手、指……


たくさん、たくさん、色んなところにキスをしてくれる。


そして、僕と目が合うと

虎徹さんは僕の両頬を、固い手のひらで包み込んで



ゆっくりと


蕩けるようなキスを



僕にくれた。



/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp