第1章 キスだけじゃ、我慢できない
❤おまけのおまけのショートストーリー❤
※少し性的表現が含まれます。閲覧ご注意下さい。
「あッ!バニー!これ、俺の好きなシャンプーとボディーソープ!!!」
「はい」
先日僕の部屋で、バスルームへ一緒に入った時の事だ。
そうか、こんなことでも、喜んでくれるのか……
僕はなんだか、とても嬉しくなった。
「やっぱ、これじゃないと洗った気が、しねェんだよなァ~」
なんて言いながら、早速、頭をゴシゴシと洗い出す虎徹さん。
「……」
思わずその洗い方を、じっと見てしまう。
「虎徹さん……」
「えー?」
頭をゴシゴシ洗いながらこちらに顔を向ける虎徹さんに、僕は言った。
「そんな洗い方してると、ハゲますよ」
「えッッ!」
「イヤですよ。僕。ハゲもデブも……」
「な、なんだ!?デブはアレでも、ほら……
ハ、ハゲは仕方ないんじゃない?」
なんだか弱気な発言の虎徹さんに、思わず吹き出す。
「とりあえず、その洗い方はダメです。こう……
指の腹を使って……」
僕は頭皮をマッサージするように、虎徹さんの頭を洗ってあげた。
黙って頭を僕に預ける虎徹さんが、堪らなく可愛い。
ふと気付けば、僕も虎徹さんも、少し……
硬くなってきている……
僕はそれに気付かないフリをして、シャワーで頭を流してあげると、次に、カキシブエキス入りのボディーソープを手に取った。
「身体もね……手で洗う方がいいんですよ……」
そう言って、両手でボディーソープをたっぷりと泡立てた後、虎徹さんの首筋から逞しい胸、6つに割れた腹筋……
きれいに盛り上がった背筋も、撫でるように洗うと
もう、お互いに、
硬くなりきっていた。