第1章 キスだけじゃ、我慢できない
僕は立ったままの虎徹さんの前に、跪くと、もう一度ボディーソープを取り、たっぷりと泡立ててから前も後ろも、キレイに洗い上げた。
虎徹さんは、何だか声を我慢しているみたい。
そして虎徹さんの足の先までキレイに洗い、僕は立ち上がるとシャワーを出して、泡だらけの虎徹さんをキレイに流してあげた。
虎徹さんが、堪らなく愛らしい顔をして、僕を見ている。次はきっと僕のことを洗いたいんだろう。
でも、仕上げがね、まだなんですよ。
僕はもう一度、虎徹さんの前に跪くと、硬くなりきったモノを口にくわえた。
「バニー……」
甘い声が聞こえた。
でも、そんなのは知らない。
僕はそのまま、さりげなく……
匂いを嗅いだ……
あー……この匂いだ……
僕のボディーソープじゃ出ない、この匂い。
これが、やっぱり虎徹さんの匂いなんだ……
僕の大好きな、虎徹さんの……
僕がその匂いに少しうっとりとしていると
「おい、バニー!お前ッ……匂い嗅いでる!?何!?俺、臭いのッ!?」
あーーー!!!何だこの人!?ほんっと、
可愛い過ぎる!!!
焦って腰を退こうとしている虎徹さんの、硬く引き締まったお尻をぐっと引き寄せると、そのまま僕は喉の奥で彼のモノを吸い尽くした。
まだまだ、夜はこれからですよ。
それにこの匂いは……
朝までには、どれが誰の匂いなのか
混ざりあって……
判らなくなっているんですけどね……
おまけのおまけend