• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第14章 君となら視線だけで


頭を抱えてる虎徹さんに、背伸びをして、頬にキスをした。

「こら、ここ外だろ」

「可愛いすぎる虎徹さんが悪い」

「は?おっさん捕まえて、何が可愛いだ」

「でも好き」

「ははっ、知ってる」


二人で笑いあっていると、



「カリーナ?」



ビクッとした。

この声は……



「パパ……」


隣で虎徹さんの喉が、ゴクッと鳴ったのが聞こえた。


「何をしてるんだこんな所で」

「え、えっと……あの、か、会社の……」


とっさに会社の人って言おうとしたら、虎徹さんに止められた。



「あの!俺っ、いや、私、鏑木・T・虎徹。ワイルドタイガーです。はじめまして!!!」


虎徹さんが頭を下げた。

その姿をびっくりして見ていると


「あぁ、貴方がワイルドタイガーさん。いつも娘がお世話になっています。で、今日はバーナビーさんは?」

「へ?えっ?あ、彼は今日はもう帰って……」

虎徹さんが、慌てて答えているけど……

「そう。一度お会いしたかったな。バーナビーさんに。いつも娘がお世話になっているようなので」

「は、はぁ……」
虎徹さんの返事が頼りなくなってきてる?って、


……も、もしかして、パパ……









/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp