• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第14章 君となら視線だけで


その後、ハンサムがオーダーしてくれたパンケーキが運ばれてきた。

今、流行りの可愛く盛ったパンケーキとは少し違うかな、すごくシンプルなパンケーキ。

でも一口食べてわかった。

このクリームに合わせたパンケーキなんだ。
絶妙な甘さのふわふわでトロトロのクリームソースと、きっとそれに合うように厳選したと思われるフルーツ。

ほんっと、シンプルなの見た目。

でも、味はすーーーーっごく美味しいっ!!!


手が止まらない。ぱくぱくと食べていたら

「ははっ、これマジで美味いだろ?」

「あっ!うん!!!夢中で食べちゃった」

笑われている事に気付いて、手を止めると

「俺にも一口ちょーだい」

なんって言って、フォークとナイフを持つ私の手の上から、虎徹さんが手を重ねてきて……

カチャカチャとパンケーキを切っている。

そして、私の手を握ったまま、パンケーキを口に運ぶ…………


「って、ちょっと一口、大きくないっ!?」

「へへ、ごっそーさん」

「もうっ!!!」



…………


でも、可愛い…………し、

何をしても



嬉しい。




/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp