• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第1章 キスだけじゃ、我慢できない


Hi!TIGER&BUNNYの身体は首から洗う方、バーナビーです。

実は、あの時の会話を少しだけ皆さんにも聞いてもらおうと思います。

あの時?

いえ、僕と虎徹さんの『アノ時』じゃないですよ!

勘違いしないで下さい!!!
ここでは、そんな話はしません……


楓ちゃんと僕の、二人だけの秘密の会話です。


実は、あのショッピングモールで、犯人を捕まえた後、虎徹さんを置いて二人で買い物に行った時です。


僕達は、もう一度、あのブティックに戻っていたんです。
そう、楓ちゃんが、どちらがいいかと、聞いてきたあのショップに……




「ねぇ……バーナビー……」

「はい?」

「これ、やっぱりこっちが似合うよね?」

そう言って楓ちゃんは、僕が選んだ方の服を鏡の前で充てている。

「そうですね。この方が楓ちゃんの雰囲気に合っていますね」

「だよね~……お父さんの趣味は、きっとこういう可愛らしい感じなんだよね……もう、似合わないのに……」


「?」


「……こっち選ぶと喜んでくれるかな……?」


あぁ!そうか!

楓ちゃんは、虎徹さんにも喜んで貰いたいのか!
まだ、可愛らしいイメージを崩さない、楓ちゃんを見せたいんだ。

でも、やっぱり自分の趣味も譲れなくて悩んでいたのか……


きっと、さっきの虎徹さんを見たせいだな……



だって、本当に



格好良かったから……




/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp