第11章 真夏の夜の訪問者 後編
今度は《バニー》がパンツを脱いで
《コテツ》の上に乗っている!!!
「ほ、ほらっ!!!俺じゃなかっただろっ!?」
「そ、そんな問題じゃありませんよっ!!!」
「……今のお前した?」
「できるわけないでしょ!?今、見てましたよね!?」
二人でギャアギャアと叫んでいたら、今度は突然
俺の耳もとに
小さな子供の様な声で
「ゴチソウサマ、デシタ……」
「うわっ!何っ!今の!!!」
俺は耳を押さえて叫びながら、横にいるバニーを見た!
すると
バニーのヤツ……
「…………」
無言で耳を押さえて、ボーゼンとした顔で立っている。
「ば、ばにぃ?い、いま……」
するとバニーは耳を押さえたまま、コクコクと頷いている。
「お前も聞こえた?」
「は、はい……」
バニーが蚊の鳴くような声で、返事をしたその時、
今度は
バタンッッッ!!!
閉まっていたハズのドアから
大きく閉まった音がした!!!