• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第8章 バニーちゃんの恋人


「バービー……人形……ですか?」

「ネイサンっ!バニーちゃん怒っちゃったじゃねーか!何がウケるだ!こらっ!」

「やだ~こんなのにもジェラシー感じちゃうのね、ハンサムったら」


「…………」


恥ずかしい…………

ブルーローズさんの視線が痛い……



「でも、どーだ?バニー?ほら」


バービー人形と並んで立つ虎徹さん。


……


格好いい……モデルみたいだ!スタイルがいいから、バービー人形の横に立っても、まるで見劣りしない!
さすが僕の虎徹さんだ!!!


「親子?それ……」


「え?」


「うん!パパと娘みたーい!」

ブルーローズさんとドラゴンキッドさんの声が耳に痛い。


「誰が父兄だ!こらっ!」



…………そうか、そんなに素敵に見えたのは、僕だけだったのか。

は、恥ずかしいな……ここは、話題を変えよう。


「どうしてこれを、持ってきたんですか?」

「タイガーが、人形の服で何かないかって言うから、持って来たのよ。
バービーの彼氏が着てた服なら合うかな~ってね。ついでにバービー人形も」

あぁ……着替えか……確かに、何も考えてなかったな。


「なんか変なのばっかだなッ」
「文句言うなら、貸さないわよっ。あらアンタこれちょっと着てみなさいよ~」
「どれどれ……」

なんてノリノリで、服を脱ぎ出す虎徹さん……


『ぎゃあーーーーー』
僕とブルーローズさん、そしてドラゴンキッドさん、三人の声が揃った。

「こんなとこで、脱がないでよーーー!!!」
「変態ッ!!!」
「なんで急に脱ぎだすんですかっ!?」

僕は急いで虎徹さんを手で囲った……




/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp