• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第8章 バニーちゃんの恋人


「で?いつ戻るのそれ……」

ロイズさんが、僕の胸ポケットにいる虎徹さんを指差して言った。


「NEXTの専門医で診てもらったら、たぶん数時間~1日ほど……だそうです……」

「ま、バーナビー君じゃなくて良かったですよ」

それを聞いて胸ポケットで、軽く暴れる虎徹さん。

「くすぐったいから、じっとしてて下さいっ」

少し強い口調でそう言うと、シュンとして、僕のポケットの中に入って行く…………



可愛い過ぎるだろ!?



なんだこのオジさんは!?


「ま、とにかく元にもどるまで虎徹君は休んでもらって、バーナビー君、その分よろしくね」


「はい」


虎徹さんは、ムクレタのか顔を出さない。


ま、いいですよ。その可愛いらしい姿はあまり誰にも見られたくないんでね。


ロイズさんのオフィスを出ると

「俺だって、好きでこんな能力にかかったんじゃない」

なんて吠えてるけど、小さい声なので気にならない。

すると僕の肩に登って、耳元で


「トレセン行こうぜー誰か来てるだろ」

「えっ?」
この可愛い虎徹さんを見せるんですか!?


あーーー


イヤな予感しかしない。



/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp