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【雑多作品置き場】short story

第7章 【文スト】Gravity【中原中也】




中也はまた下着の中に手を突っ込むと
迷うことのない指先で、私の一番弱い所を擦り始めた


『ひぅ!…ぁ♡やぁ♡』


クリトリスの皮をめくった右横が、私の一番弱いトコロで

サテンの手袋の布が
こすれると最高に気持ちがいい


「こんなにおっ立てやがって…
手前がこんなにいやらしい女だから太宰の野郎が狙いをつけるんだろうが」


『っぁ…、誰の…せいだと…』

全然無意味ってわかってるけど悔しくて
睨みつけると、中也は嬉しそうに口角を上げる


その瞳に光はない


「俺の、せいだよな?

お前を女にしたのも…
声だけでイける身体にしたのも…

それに…」


下着はビリッと音を立てて
ただの布切れになってしまう

私のいやらしい液のついた、ただの布切れ


クリトリスを擦ったまま、中にゆっくりと指が入っていく

「それに、ほら…ここを押されると」


『んぁぁあああ!』


「呆気なく潮吹いちまうのも
俺の調教のせいだよなぁ…?」

『…っあ…ちゅぅや…』

呂律の回らなくなった舌で名前を呼ぶと男は静かに口角を上げた


「んとに…ゆりなは犯し甲斐がある…」


こんなに荒々しく抱かれるのは初めてで
ほんの少し怖さも感じてしまう。

中也の二面性は知っているし
暴走したら、太宰さん以外絶対に止められない

今はそのもう一面になってしまうか、ならないかの瀬戸際…といったところだ


『やぁ…もう…出ない…』


指の腹がお腹の裏を擦るたびに、小さく溢れる透明の愛液が
中也の手袋を重くしていく


次第にその量も少なくはなってきたが
その代わりに車内には甘酸っぱいゆりなの香りが充満していた。
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