第6章 【太宰治】恋と革命【文スト】
太宰はゆっくりとゆりなの唇に薄い唇を重ねた
柔らかな肉の触れ合いを楽しむかのように
最初こそしていたが
徐々に舌を絡め、食べるみたいなキスに発展していく。
『っあ…だざ…いさんっ…や…』
清楚な薄紫の下着の上から揉みしだかれる胸は指のとおりにぐにぐにと形を変える
初めての刺激に、ゆりなは涙を浮かべて首を振った
「かわいいよ…ゆりな」
太宰はちゅっちゅっとついばむみたいなキスを頬やまぶたに落としながら器用に下着だけを外す
そうして現れた乳頭にしゃぶりつくと
ゆりなの身体はビクン!と跳ねた
『やぁ…!ほんとに…だめ、ダメです!太宰さん!』
ゆりなが顔を離してもらおうと、太宰の髪に指を通したのだが
その時に持ち上がった前髪のせいで
さっきまで隠れて見えていなかった目と目が合った
その瞳を見た時、ゆりなの身体はカッと熱くなっていく
ーー獰猛な、捕食者の目。
本能的に察した
私は今から、喰われるのだと。
「あんまり暴れないでくれないかな?」
太宰はため息混じりにシュルリ…腕から包帯を外すと
それを使って、ゆりなの両腕を縛りベッド脇に固定した
『ちょっ…これ、やだ…』
「大人しくしてね…じゃないと優しく出来ないからさ」
太宰の細く長い指が下着に宛てがわれ、薄い布の上から、まだ誰にも触らせたことのない大切な場所を撫でた
『っ…ぁあ…も、やぁ』
クリトリスを見つけ、下着の上から爪でカリカリと擦ると、ゆりなの中からじわり愛液がしみ出てきた