第6章 【太宰治】恋と革命【文スト】
『んっぁ…』
胸の先端を舌先で愛されながらカリカリされると、堪らなくなる
足の指先まで力が入ってシーツを蹴った
『ひぅ…え、だめ…見ないで…!』
太宰はゆっくりと下着を下ろし
ゆりなの大切なところを露わにする
縛られた腕のせいで隠すことも出来ず
最後の抵抗として両太ももを固く閉じて隠すが
そんなことを許してくれるはずもなく
すぐに膝を開かれてしまった
「すごく綺麗だ…まるで処女みたいだねぇ」
太宰は嬉しそうに肉花弁を開いて呟く
呟くたびかかる息のせいで、中はヒクヒクといじらしく動いた
『さいて…ぇ
さいてーです…』
ゆりなは涙を貯めた目を背け呟く
「なんとでも言ってくれ
君を抱ける喜びに浸ってるんだ
まぁ…中也と穴兄弟ってのは、少し癪だけれどね」
低く呟き、クリトリスに舌を這わせる
ビリビリとした刺激が体を駆けた
『ひぁああっ!♡』
声にどこか甘さを感じた太宰は、うっすらと笑を浮かべて
しつこく舌を押し付ける
『や、ダメ…それダメ…っっ♡』
ゆりなは目の裏でパチパチと花火が生まれるような快楽に身をねじる
気持ちよくなりたくないのに、気持ちが良くて仕方ない
「いいよ、イッても
1回イったら挿入しようか…」
その言葉を聞いたゆりなは、ゾッとする
絶対イくことはできないし
仮にイったとしても、隠さなければ挿入されてしまう。
太宰は何か勘違いをしているようだが、ゆりなはれっきとした処女だし
もちろん、中也とも恋人関係ではない
昔も今も、【ゆりなにとっては】ただの幼馴染だ
だがそんな説明も、この状況下では伝えにくく
嫉妬に熱が上がった太宰の耳に届くとも思えなかった。