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【雑多作品置き場】short story

第4章 【キスミー番外編】。❅°.【轟生誕祭2018】


ケーキを食べ終えたところで、
轟はゆりなに、そっと体を寄せる

「ありがとな、ゆりな」

『ううん、ごめんね?ちゃんと準備とかできなくて

来年はちゃんとする!』

笑ってそう言ってくれるゆりなに轟は少し驚いた顔をした


「来年も、祝ってくれるのか?」


その問に、ゆりなは顔を赤くした


『あ…ごめん
なんか図々しかったね…』

ナチュラルに言ってしまって後悔した
付き合ってるならまだしも、付き合ってないのにそんなこと…



「図々しくねぇ…
俺も、祝って欲しい

来年も、再来年も…ずっとゆりなに」


『焦凍……』




「ゆりな…欲しい…
プレゼントの続き、くれねぇか」


息がかかるほどの距離で、焦凍は
甘い声でねだってくれる



『好き…
好きだよ…焦凍』

いちいち言う毎に煩くなる胸の鼓動

ゆっくりと唇が重なる


触れるだけのキスが、頬を通って耳元にきて

「足りねぇ」

と低く鼓膜を揺すぶる


『ぁ…っ…好き』

なんて事ない
ただ抱きしめられて首筋にキスをされているだけなのに


熱い…

私の体を軽々持ち上げて、ベッドに下ろす


擦り寄ってくる姿は本当に猫みたい
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