第3章 【キスミー番外編】ニューイヤー【轟、爆豪】
そのあと、引き摺り込むように、轟に腕を引かれ
さっきまでの熱から、一気に冷たい外気の中に連れ出された。
無言で轟の部屋に押入れられると、何も敷いていない畳に乱暴に押し倒された。
『んっ♡ぁあっ♡』
愛撫もなしに、突っ込まれる
爆豪の精液が残る中はなんの抵抗もなく、轟を受け入れ
二人が混ざりあうような、背徳感に涙がでそうなほど感じてしまう
「こんなに…濡らしてたのか…っハァ
周りにバレたら…どうするんだっ…」
『ぁっ♡ごめ…んね…焦凍…♡
でも…我慢でき…なくって…』
のぼせ上がった体と体が絡み合う
触れ合う部分だけが、火傷しそうなほど熱い
暖房も付けていない部屋に、喘ぐたび浮かぶ白い煙が
線を作って消えていく
「なぁ…ゆりな…
来年も…こうやって一緒に、
年を越してぇ…」
こんな淫らな行為の最中に言うような内容じゃない
身体と顔に似合わず、彼は時々子供のような事を言う。
『っ…焦凍
今年もまだ、始まったばっかだよ…
すごく、気が早いね…』
頬を撫でてやると
猫みたいに擦り寄って
手首に口付けを落とされた
そんないやらしい仕草に、中が一気に締まる
「っ…締めすぎ…だ」
『だって…焦凍が…綺麗だ、からぁ』
骨髄が溶けそうだ
ビクビク、指先まで力が入る
「それはこっちのセリフだ…」
轟はゆりなの腰を掴んで一番奥まで貫く
『ーーー!?♡♡♡』