第3章 【キスミー番外編】ニューイヤー【轟、爆豪】
最初はゆるゆると太ももを触られたり、撫でられたり程度だったのだが
この横の男は、涼しい顔で目の前にいる飯田くんの話を聞き流しながら
指先では私の弱いところを執拗に嬲ってくる。
麗日ちゃんがさっきから話しかけてくれるのも、なにも頭に入ってこない
『ーーーー♡!!!』
三度目になるビクビクを奥歯で噛み殺しながら、どうにかやり過ごした
勝己の指は、もう私の愛液でふにゃふにゃにふやけてしまっているだろう。
「ゆりな、飲まねぇのか」
『ひぇ?!』
机のうえで、普通のトーンで話しかけられると、この机の下で起きていることは、彼のせいじゃないんじゃないかとさえ思えてくる。
『あ…うん、飲ん、でるよ?』
普通に返事をしようとするけれど、声が上ずってうまく返せない。
指の腹で何度も何度も擦られたクリトリスは
コタツの熱と相まって硬く熱を持って反り返っている
勝己はそれを指先で摘むとシコシコと縦に擦り始めた。
『ひんっ♡』
あまりの気持ちよさに、ゆりなの体が跳ねる
「ん?どうしたんだい、口付さん」
飯田くんが驚いて聞くと、ゆりなは『いや…なんでも、無いです…』と息絶え絶えに答える
「何だか顔赤いね
酔ったんじゃないかなぁ
少し横になったほうがいいんやない?」
「そうだな、少量とはいえ、甘酒にもアルコールは含まれている
口付さんは弱かったようだな」
心配してくれる麗日さん、飯田くんに便乗して、
勝己が私の肩を押す
「ちょっと横になっとけ」
『っ…♡…ん、そ…する』
確かにこのまま座っているより横になって寝た振りを決め込んだ方がいいのかもしれない
そう思ったゆりなは3人に勧められるがまま横になると目を閉じた
が、横になったせいで、勝己の手元に尻を突き出す形になり、状況はさらに悪化してしまう。
外側ばかりを弄っていた指がゆっくりと中に入ってきて
(うそ……!)
少しでも静かになると、音が響くような愛撫をし始める。
運良く、周りのどんちゃん騒ぎで掻き消えて入るが、こたつの中ではいやらしい水音が響いていた