第3章 【キスミー番外編】ニューイヤー【轟、爆豪】
ゆりなはどうしてこうなったのか分からず
だが、今更帰るとも言えず
あろう事か1-Aの寮で年越しを迎えようとしていた
ただいま夜の10:00
せっかくの寮生活が始まった年なのだから
みんなで年を越そうという誰かの提案でA組生徒達は寮に残ったのだが
『私までいいのかな…』
「いい、いい!っていうか爆豪くん、
ゆりなちゃん居ないなら帰ってたと思うし」
蛙吹に誘われたゆりなもA組の寮の
6人用の少し大きいコタツに座っている。
隣に爆豪、もう隣の角に轟、目の前に飯田、麗日と言った具合だ
さっき配られた甘酒は、砂藤の作った酒粕からの本格的なもので、酒に弱いゆりなはたった何%かの合法アルコール度数でさえ、頭がクラクラしてしまう。
別に今となっては普通科自分がA組のこたつに入っていようがいまいが、どうせ誰かのご都合だ。どうでもいい
いや、どうでも良くないけれど、もうそれは置いておく…
それよりも、今この状況をどう把握したらいいのか分からず、ゆりなは手の中の甘酒の入った湯のみを握りしめた
というのも、
さっきから
ずっと、コタツの布団の中で勝己に愛撫され続けている。
本当のことを言ってしまえば軽く、もう2回イってしまった