第2章 【爆豪勝己】甘い香り【R指定】
あわてて口を押さえる
「ゆりな、今、声…」
爆豪くんがそう言いかけるから、首を横に振る
ダメ、聞かないで
「戻ったのか?
なぁ、声出せんのか?」
そんな、嬉しそうにしないで
私の声は人を惑わしてしまうの
私の都合のいいように
「戻ったなら…俺の名前呼んでくれよ…」
ぎゅっと抱きしめられる
泣きそうな声で
「お前の声で、呼んでほしい…」
ごめんね、爆豪くん…出来ないの
涙が溢れる
私も爆豪くんの名前を呼びたい
好きって言いたい
声を出して笑いたい
でも、そんなことをしたら…
「出したくねぇってんなら
無理矢理出させるぞ?…」
爆豪くんにマウントを取られ、口を抑えていた両手を掴まれる
「!?」
両手を爆豪くんのベルトでベッドに縛り付けられて動けない
「ゆりな…」
優しく口付けをされる
「声…聞きてぇ」
耳を噛まれる
「我慢すんなよ…聞かせろ…」
指が両胸の先端をキュッと摘む
『んっ!』
さんざん弄られた身体は素直に反応してしまう
「なぁ……オレに聞かせろよ、ゆりなの喘ぎ声」
「お前の全部オレによこせよ」
10本の指が脇腹を這って、腰、太股へとなぞっていく
そしてヒザを掴んでゆっくりと開く
「これ、突っ込んでも我慢出来んのか?」
爆豪くんが大きくなったものを擦り寄せる
そんなの入れられたら…
声出さない自信ないよ
辞めてって首を振る
爆豪くん、すごく意地悪そうな顔して…
ずりゅって中に一気にはいってきた
『ひっ!!』
そのまま腰をズンズンって奥に落とされて
下唇を噛んで我慢する
気持ちよすぎて、腰が浮いちゃいそうになる
初めてなのに、さっきからずっと気持ちいいの
「強情だな…」
爆豪くんが腰を揺らしながら制服を乱暴に脱ぐ
黒のタンクトップも脱ぎ捨てたら、鍛わった身体が…
胸がきゅううってなる
カッコよすぎる…
「また、目んなかハートになってんぞ…
ここもすげぇ締め付け…」
爆豪くんが私の一番弱いところに指をやる
今そこはいじんないで
抵抗しようと足をばたつかせるけど、組み敷かれてしまう
「入れたまんま、ここ弄ったらどうなる?」
ヤダ、そんなことされたら
壊れてしまう