• テキストサイズ

【雑多作品置き場】short story

第20章 So Cute!【相澤消太の場合】




『よし、がんばる!』

もう一度腕を降って投げると、ボールは遥か彼方にぐんぐん伸びていった…


『え?』
信じられないことに、通達されたのは∞の記録で、私は『そんなはずないです!』と抗議するけれど…

「記録は記録だ」
先生はそう言って取り合ってくれなくて、渋々列に戻った。

『あ、あの…』
話しかけたのは、さっきボールを渡してくれた女の子

『えっと、麗日…さん?だっけ』

「あ、うん!お茶子でええよー!
わたしも、ゆりなちゃんて呼んでもええかなー」

『あ、うん!えっと、お茶子ちゃん
さっき…もしかしてその、ボールに…なにかしてくれたりしたのかなって…』


「あー、うん…でも、ちょっとボール無重力にしただけやから!
ごめんなぁー勝手に!でも、なんかゆりなちゃんのこと助けたくて…」

照れながら笑うお茶子ちゃん
『そんな…ありがとう…
やさしいんだね…』

「そんなそんな!優しくないよ?
ゆりなちゃんが、かわいいだけやから!」

/ 261ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp