第16章 【夜シリーズ】イロコイ【上鳴電気】
久しぶりに下腹部に感じる異物感
肩にしがみつくと、捲り上げたワイシャツから鍛えられた体が見えた
薄く割れた腹筋を見ると中を締めてしまう
「そんなエロい目で見ないでよ」
その薄く笑ったような声に視線を上げると、電気と目が合った
『電気…♡好き、大好き…愛してる』
今日の「愛してる」は、さっきので品切れみたい。
電気は私の告白に何も言わず、代わりにおでこにキスをしてくれた。
口では愛してるって言ってくれないのに、体は愛し合っている
なんかすごくバカみたい。
電気の顔が限界が近いと言いたげに歪んだ
中のモノもさらに熱量を増していき
息も荒くなって
『も…ダメ…壊れる…♡』
「いいよ、壊れて」
思いのほかに優しい声に膣内がうねる
その刺激に耐えられずに、電気は奥に腰を抜き、ゆりなの太ももに精液を流した
甘くて重い余韻に浸る
このまま眠りにつきたいのに、それはこの場所では叶わない
かけられた部分から床に
時間差でドロリと白濁液が零れ落ちた
「俺、他の席対応してくるから
席で待っててな」
電気はいつの間にかスーツを整えて何もなかったような顔をしていた。
ゆりなはまだ
ボーーっとした頭で、何も考えれず
ただ顎を引いて頷いた