第17章 君と私の何日間かに
シーツを汚した少量の血に喜びを覚える
腰をさすってあげながら咲良を見つめる
「寝るのもったいねぇ…」
『え、でも電気くんあしたも学校でしょ?』
「そうなんだけど…ずっと咲良の事見てたい」
そう告げると、簡単に赤みを帯びる咲良の頬
『嬉しいけど…
でも、学校はちゃんと行って?』
上目遣いに頼まれると、言われる通りにしたくなる
「わかった」
抱きしめるとやっぱりいつもより少し小さい咲良の体
12年、この咲良から
俺の知ってる咲良になるまで
咲良はどんな経験をしたのだろう
ーーってか今更思い出したけど
まさか相澤先生が元彼とは……
それならこの間の先生の咲良に対する態度にも頷ける
咲良が相澤先生と付き合ってたのが中1で
高1の咲良がファーストキスもまだって事は…
相澤先生奥手だったんだな
咲良から伝わる体温に、徐々に眠気が襲ってきて
ゆっくりと眠りについた