第14章 君は誰のもの
腰を引き寄せられ、陰部に肉棒をあてがわれる
不安そうに瞳が揺れている
かわいい、そんな不安にならなくても
私は電気くんが好きなのに
少しいじわるが過ぎたかな…と反省しつつ
彼の唇を指でなぞる
ヤキモチを焼かれて少しはしゃぎすぎた
このままもやもやした気持ちで彼にイって欲しくない
『電気くん…』
中に入れようと、腰を繰り寄せる彼の名を呼ぶ
「ん…なに…?」
『私が好きなのは電気くんだけだよ…?
他のこと考えながら抱かないで…
私のことだけ見て?』
「…気づいてた?」
『うん…ゴメンね…んぁあ!』
謝ると同時に腰が落とされ一気に全部を突っ込まれる
「いつから気づいてた?
俺が嫉妬してるって」
腰を落とされながら聞かれる
この会話続けるの?この状態で?
『んっちょ…突かれてた…らぁ
話せない…っ!あんっ…や…』
「ダメ、今言って」
どうやら私は彼の地雷を踏んでしまったらしい
怒っている彼を見るのは裕太の時以来だ
『んっ!学校で…相澤先ぱいと…
話してたのぉ…見られた時…そうかなって…』
跡切れ跡切れの言葉をどうにか繋げて答える
「最初っから気づいてんじゃん、ひでぇ」
少し笑いながら答える電気くん
『んっなんか…いつもより…おっきい…』
「そ?でもデカいの好きだろ」
『ぁあっ♡んっ好き、好きっ』
「なぁ、首元の見えるところにキスマークつけてたら
みんな咲良に近寄んねぇかな?」
『そんな…ダメ、恥ずかし…』
「ダメじゃねぇ、俺の心弄んだ罰…薄くつけるから」
『や、ダメ…ほんと…あっ』
首筋に吸い付かれる
ピリッと軽い痛みが走って電気くんの顔が離れた
「んー…ここもつけとくか」
今度はデコルテの当たりに吸い付かれる
胸元にも、そして果てる時に首元に2つ
『も…何個つけたの……?』
「1.2.3,...5個?
キスマークってすげぇエロいな」
ピロートークをしながら満足そうに笑う電気くん
『酷いー、明日からどうしたらいいのよ…』
コンシーラーで隠れるかな…
鏡がないから確認出来ない
吸われた感触がある場所を指でさする
「じゃさ、お詫びじゃないけど
俺にも付けてよ、キスマーク」
『え?』