第8章 他人様の言うこと
「咲良、すげぇ気持ちよさそ」
ぐちゅりと陰部に指を這わせる
もう何をされても気持ちよくなるしかなくて
『も…むり、むりだからぁ…』
「ムリでも、オレの入れてくんねぇと」
陰茎を割れ目に押し当ててくる
『ダメ、今入れたら…壊れちゃうからぁあああ!』
ダメって言ったのに一気に貫かれて
痙攣してしまう、頭の中で火花がパチパチいってて
これ以上したら、飛んでしまいそう
「すっげ…ナカビクビクしてる」
電気くんも余裕なさそうに顔を歪めてる
腰をゆっくりとストロークされると
全身性感帯になったみたい
床に触れてる背中ですら気持ちよくなってしまう
『んぁあん♡あっ♡んんん』
口からはとめどなくいやらしい声が漏れてしまうし
玄関だから声抑えないといけないのに
狭い廊下に反響する自分の声がさらに興奮を煽る
「咲良、好きだ」
『んっ♡ぁん♡わた…しも好きぃ』
「うわぁ…も、すげぇのクルかも」
『またっ…!おっきくなったァ♡』
抱きしめられながら激しく突かれると、限界が近くなるのを感じる
「イってい?も、いい?」
『んっ♡きて、電気くん』
「あーーもぉ出る…出る……っつつ♡」
『ぁああ♡すっご…たくさん…』
電気くんの重みを感じながら余韻に浸る
イキすぎて体の感覚がなくなるくらい
(イキ殺されるかと思った…)
首を横にすると、スヤスヤと眠る電気くん
いつも付けてるワックスのいい匂いがする
少し柑橘系の、胸がキュンとする香り……
認めてしまえば、こんなに大きく育ってしまっていた気持ち
これからは、誰にも引け目を感じずに育てていける
電気くんが好き
電気くんとずっと一緒にいたい
だんだんと体の感覚が戻ってきて、背中に痛みを感じる
流石にフローリングの上でするのは痛かったみたい
『電気くん、ベッド行こ?おきて』
そう声をかけると、「んん…」と半目を開ける電気くん
私は電気くんの寝ぼけた顔を見るのが好き
長く、触れるキスをして暖かさを感じる
抜け殻を残して、もつれ合うようにベッドに沈み
眠りについた