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【ヒロアカ】⚡︎【上鳴電気】

第7章 もっと知りたい



明日、電気くんのお家にご挨拶に行くので、
ハローワーク帰りにデパートで手土産の焼き菓子を買いに行った

ついでに、ご挨拶のお洋服も見ようかなって
レディースのフロアを回る

派手じゃない…キレイめの…
店を回ると、1着のワンピースが目に入った
紺色の膝丈、形がすごく綺麗

手に取ると、店員のお姉さんが素早く声をかけてくる

「こちらオススメですよ、人気で今日再入荷したんです」

『綺麗な紺色ですね』

「そうなんですよー、お客様みたいに肌のお白い人は更に濃いお色が映えると思いますー」
テンプレートのオススメ文句

『これ、試着してもいいですか?』

「はい!ぜひ〜
こちらですー」

試着室に通されて、袖を通す
鏡を見ると、自分で言うのもなんだが、自分のために仕立てられたように似合っている

『すごい…』

カーテンを開けると「たいっへんよくお似合いですー」なんて、これまたテンプレの褒め言葉
タグを見ると、40000円との表示
『これ頂きます』

入店10分の即決
独身女性の特権かもね


その後靴とカバンも購入して、
なんとなく見てみたアバハウスでかっこいいブルゾンを発見

電気くん似合いそうだなぁ…なんて思って手に取る
黒の細身のブルゾンは、しっかりした素材なのに軽くて

うーん、M?S?
悩んでいると電気くんくらいの身長の店員さんが話しかけてくる
体格も似ているし、お兄さんならサイズ何ですか?って聞いたら
Mだと言う

「プレゼントですか?もしサイズ違えば交換しますよ」
と言ってくれるので、つい買ってしまった

『勝手に買っちゃったけど
好みかイマイチ分からないなぁ…』
最近の高校生コーデはからきし分からない


あまり物欲がなくて貯金ばかりしていたから
久しぶりの買い物は楽しかった

晩御飯の材料を買って、家に帰る

マンションの窓を見ると、電気がついている

(電気くん帰ってきてるんだ…)

少し早足になる、エレベーターの空けるボタンなんて連打
好きな人が待つ部屋に帰るのがこんなに嬉しいなんて

チャイムを押すと、電気くんがでむかえてくれた
「おかえり」

『ただいまっ』
自分でも顔がほころぶのが分かる

「なんか、荷物すげーね
言ってくれたら迎えに行ったんに」

『あ、ううん見た目ほど重くないの』
四つの紙袋とスーパー袋を持ち上げて言う

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