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【ヒロアカ】⚡︎【上鳴電気】

第6章 新しい場所



〜上鳴side〜

今日は部屋の引渡し日だから、急いで咲良の元へ帰る

雄英から徒歩5分、築2年のマンションの1003号室が
オレ達の新しい部屋になる

にやける顔を抑えて、インターフォンを鳴らすと
少しして、咲良がドアを開けてくれた


『おかえり』

「おかえりは、ヤバイ」
玄関で咲良を抱きしめる
モコモコの部屋着が手触り良くて気持ちいい

「わっ、部屋すげぇ出来てる
頑張ったんだなー」

『ほとんど業者の人がしてくれたんだけどね』

「今日中には終わりそうじゃね?」

『うん、ガンバロー
あ、その前に買い物行きたいんだけど…』

「いいよ」

着替えた咲良と手を繋いでキッチン用品売り場に行く



昨日の家具選びも楽しかったけど
食器選びしてる時は幸せすぎた

茶碗、コップ、マグカップ、お皿に、カトラリー
一つのかごになんでも二つずつ

「幸せすぎて死にそう…」
なんて言うと、咲良は『なにそれ』って言いながら笑ってくれる

調理器具も買って、家に戻ったのは6時過ぎだった
帰り道のスーパーで材料も買ったので、晩飯は咲良が作ってくれるらしい

『時間ないから簡単なのしか作れないよ?』
「俺基本何でも好きだから、それより彼女の手料理とかテンション上がるわー!」

『あんまり期待しないでね』ってキッチンに立つ咲良
もうその絵面だけで、満足っす

ソファーに座ってテレビ見て待ってっけど、ホントはテレビの内容なんてほとんど頭に入ってきてない
キッチンに行ってチョーちょっかい出したい!!

けど、そういう事したら咲良は怒りそうなタイプだから
また時間がある時にしようと、我慢する


程なくして、咲良がオムライスとコンソメスープ、サラダを運んできた

「うわ、やっべ…」
綺麗な卵に包まれたオムライス、店で出てくるやつみてぇ

二人で一緒に頂きますと手を合わせる

スプーンを入れると、中からトロトロの卵が溢れてきた
口に運ぶとふわふわトロトロで中のチキンライスも美味い

「マジで、死ぬほどうめぇ!!!」

『そんな感動されると作りがいあります』
照れ笑いする咲良




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