第1章 その男、チャラ男にて
サプライズに予約していたスィートルームに入る
さっきのチャラ男くんは
私に手を引かれるがままに付いてきて
「あ、あの…オネーサン?」
話しかけてくるけど、別に私はお話したい訳じゃないの
棚からグラスを取り出して
プレゼントするはずだったワインを開けた
綺麗なルビー色が器を満たす
一気に煽るけど、私はそんなにお酒が強くない
酔ってしまうにはこれで充分だ。
ベッドの横で棒立ちになってるチャラ男くんを、押し倒した
「ちょっ、ちょっと!
オレまだそういうのは…!」
なんだこの男、ごちゃごちゃうるさいな
黙らせるために口付けをすれば
最初はじたばたしてたけど、大人しくなって舌を絡ませてきた
バカな男、最初っから大人しくそうしてればいいのに
私は自分でボタンを外してワンピースを脱いだ。
彼氏とのセックスレスを打開しようと買った下着が虚しい
キスをしながら男の服も脱がせて
肌に触れると暖かい
露わになる胸板
思ったより鍛えてるんだね、チャラ男くん
ズボンに手をかけるとビクッと体がはねた
ベルトを外してスルスルと脱がせると
「やっぱ…オレ…」
私を諌めるように唇を離して口を開く
そんなこと口で言ってても、君のボクサーパンツの先っぽは、もうシミつくってるじゃない
舌を首元に這わせると、少し声を漏らして大人しくなった
これは、私のオナニーだから
今だけ私のおもちゃになってよ
どうせ君もコレがしたかったんでしょ?
それならお互い後腐れなく楽しんじゃえばいいじゃん
『ねえ、君の先っぽすごく濡れてるよ?』
そう笑うとチャラ男くんは顔を真っ赤になって
「っ!ぁっ…や…」
って声を上げた
ちょっと可愛いかも…なんて
イジワルしたくなって
完全に大きくなったモノを口にくわえる
口淫は得意だ。
アイツも私に口でされるのが好きだったな、なんて
ーーーーあぁ、まだ忘れてない
舌で包み込むように舐めゆっくりとストローク
チャラ男くんは口を手で押さえて声我慢してるみたい
『我慢しなくていいよ、この部屋声漏れないから』
「いや…そ、じゃなくて…!っつ~~~!」