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【文スト】永久に枯れない花の色は

第6章 争いの日々の中で


薄雪が少し慌てながら答える。

「それでも『家出中』のままですから」

「……。」

薄雪の言葉に福沢が腕を組む。


「次は此方から質問だ」


福沢が問う。
質問を聞き終わると薄雪は少し目を開いて


「そこは御存知無かったのですね」

と苦笑した。

そして、


「私は―――…………」


薄雪が話した言葉で凡てが繋がったのか。

福沢は「成る程」と呟いて、お茶を啜ったのだった。

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