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【文スト】永久に枯れない花の色は

第1章 最悪な1日


「社長は此方で飲まれますか?」

「否、部屋に戻る」

「ではお運びしますね」

微笑んで云う彼女にお礼を述べる福沢。
そして、共に社長室に向かおうと数歩動いて、止まった。

一定の距離を保って歩いて居たため、ぶつからずして薄雪も止まる。

「国木田」

「何でしょう」

与謝野にからかわれて慌てふためいていたのが嘘のようにキリッと立つ。

「明日、件の新人が来る」

「判りました」


手短に其れだけ云うと、福沢は再び歩き出した――。

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