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(HQ) 亡青春に捧げるエチュード

第1章  秋の昼下がりに瞬いた星(木葉秋紀・木兎光太郎)




 甘やかな風が頬を撫ぜた。

 言いようのない物寂しさに息がつまって、ふと窓の向こうを見やった。──秋だ。芳しく美しい秋がそこにある。橙色の小さな花。

 金木犀が、咲いていた。



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