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〈刀剣乱舞〉もしも、明日………

第6章 第五章 タイムリミット&ストップタイム


彼岸花がそう言って笑うと、燭台切も照れたように笑い返してくれた。
元々、燭台切は人当たりの良い青年なので話してみれば直ぐに打ち解けることができた。
大倶利伽羅も何だかんだで悪い人ではなく、案外ボケつつげれば突っ込みもいれてくれる。
取り敢えず、二人とはあだ名で呼んでも許されるくらいには仲良くなれたのであった。
「な、何か思った以上に仲良くなってねぇ?」
獅子王が聞いてくるが、彼岸花は内緒と言って誤魔化した。
アイコンタクトで燭台切に伝えると彼も察したようで、同じく獅子王に内緒だと伝える。
「えぇー。なんだよ、気になるなー。」
「まぁ、何時か話すよ。取り敢えず、新たに二人と、後は太郎次郎兄弟とも打ち解けました」
「太郎太刀ともかい?以外だな、彼は案外慎重で最後まで動かないとと思っていたんだが」
そう言って、口元に手を当てるのは歌仙だ。
「まぁ、普通に生活してたら話すのは最後の方になったかもね。自分から首を突っ込むタイプじゃないし。太郎さん。」
「ということは、それほどの事が昨夜あったのかい。」
「ま、まぁ。そうとも言える。」
確かに、あれはそれほどの事だろう。今でも、思い出せば気が重くなる。
「………まぁ、良いではないですか!歌仙殿!仲良きことは美しきかな、ですぞ!!」
彼岸花が、暗い顔をしたことに気付いたのだろうか、お供が助け船を出してくれる。それにドーンと乗って、彼岸花は「そうだよ!気にすんな!」と余計な一言を付け加えた。
「……………」
その後の惨状?それは流石に口に出すのは躊躇われるな。ただ、一言いっておくと………歌仙は拳骨の力も強い。それだけだ。
(そんなに、言葉遣いが気になるかね………)
頭を押さえながら踞る彼岸花。燭台切が間に入ってくれたお陰で一撃ですんだのは感謝しています。

仕切り直し

「それじゃあ、先ずは僕がお相手するよ」
少し距離をとって、彼岸花にそう言う燭台切。
彼岸花は、頷いて口を開いた。
「見せてもらうよ。筆頭の六爪流!!」………………なんて冗談は、流石に通じる未来が見えないので自重する。
皆で笑える本丸になったら、先ずはテレビとDVDプレイヤーが欲しいところだ。ばさらがみたい。
きっと、燭台切達も感動することだろう。
何て思いつつ、彼岸花は一言。
「よろしくお願いします!」
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