第4章 アナタ ト イキタイ【イケメン戦国】
「…………っ。」
ゴクリと喉を鳴らし、少しだけ腰を引いた俺を謙信様が透かさず見咎める。
「どうだ、佐助。
これで俺とが愛し合っている事を認めてくれるか?」
さんを突き上げながら謙信様が問い掛けてきた。
「はい……痛い程。」
俺の率直な返事を聞いて、殊更満足そうに頷く謙信様。
「まあ、そう妬くな…佐助。
お前がに触れる事を赦すつもりは無いが、
この妖艶な姿を思い浮かべながら
自身で慰める事は一向に構わんぞ。
さあ、忘れられぬ様に目に焼き付けておくが良い。」
さんの顎に手を掛けた謙信様は、その顔を俺に向かって傾ける。
謙信様の的を射た絶妙な抜き差しにさんの顔は快楽に溺れ歪んでいた。
……何て綺麗なんだろう。
本当は俺自身の手でさんにそんな顔をさせてみたかったな。
「はっ…ああ……あっ……あっ…」
そんなさんはまた絶頂を迎えようとしているみたいだ。
「、また達きそうか?」
「んっ…謙信様……」
「良い子だ。
何度でも達くが良い。
俺もそろそろ果ててしまいそうだ。」
僅かに余裕の無い表情を浮かべた謙信様がさんに覆い被さり唇を重ね、それを幸せそうに受け止めたさんと激しく舌を絡める。
上も下も繋がっている2人はまるで1つの塊だ。
「ふぅっ……出すぞ、。」
「謙信様……ああ……」
「全部、受け止めろ。」
そして謙信様は腰を震わせてさんの中に吐き出し、2人同時に絶頂を迎えたようだ。
酷く生々しくて厭らしい姿なのに、何故か俺はそんな2人をとても美しいと思った。