第4章 アナタ ト イキタイ【イケメン戦国】
今、格子を隔てた俺の目の前では有り得ない光景が展開されている。
謙信様とさんがセックスしているんだ。
さんがイッてしまった後、謙信様はその場にさんを横たえ、何の躊躇もなく熱り立ったモノをさんの中に捩り込んだ。
俺は声を出す事も忘れて、ただ呼吸を荒げながらその行為を見つめていた。
「ん…んっ……ふあ……」
謙信様に突かれる度、さんは心底気持ち良さそうに喘ぎ声を上げる。
さんの目にはもう俺の姿など見えていないようだ。
「気持ち良いか……?」
「はい……謙信様。」
「もっと…か?」
「んっ……はい。
もっと…して下さい。」
「思った通り、は厭らしくて可愛い女だ。」
あの謙信様がこんなに嬉しそうに笑うなんて……これは俺が見ている夢なのか?
だけど次の瞬間、謙信様は俺に見せ付けるようにさんの脚を大きく開くと一層深く腰を沈め
「ああっ……んっ!」
その刺激に大きな嬌声を上げて全身を弾ませたさんの姿が俺を現実に引き戻した。
もう俺のモノは限界まで膨張している。
こんな光景を目の前で見せ付けられれば、健全な男としては至って真っ当な反応だろう。
すぐにでも自分でシゴいてしまいたい。
きっと、あっという間に吐き出してしまう。