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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第4章 アナタ ト イキタイ【イケメン戦国】


「信じられないか、佐助?」

謙信様がニヤリと口角を上げた。

「そうだろうな。
 の想いは兎も角も、この俺が女を欲するなど
 お前には信じられないだろう。」

確かにそうだ。

軍神…戦狂いの謙信様が女性を愛するなんて、考えもつかない。

「俺はこれ迄、己の性欲を満たす為だけに女を欲した。
 だが、は違うのだ。
 今でも自分の命など何時棄てても構わないと思っている。
 戦を思う存分楽しんで、其処でこの命を散らせられたら本望だ。
 只…その散り際を看取って欲しいと思ったのは
 この女が初めてなのだ。
 理由など俺にも分からぬ。
 だから説明も出来ぬ。
 しかし此れは、嘘偽りの無い俺の本心だ。」

あの謙信様がこんな事を言うなんて……

俺は茫然としたまま2人の姿を見つめていた。

「まだ信じられないと言う様な顔をしているな。
 では……これではどうだ?」

言うや否や、謙信様の右手がさんの着物の合わせ目を割って股間に滑り込んだ。

「……んんっ!」

ビクンと身体を揺らしたさんのソコから、微かに淫らな音が響いて来る。

「謙信様っ……止めて。」

さんは両手で謙信様の右手を制しようとするけれど、それが逆にその動きを一層激しくさせてしまう。

「仕方無いだろう……。
 佐助に信じて貰わねばならないのだ。」

「ふっ……あっ…ん…」

謙信様に背中を預けて身悶えるさん。

謙信様に弄られて甘い声を漏らすさん。

その淫靡な姿に俺の股間はもう抑えきれない程反応していた。
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