第4章 アナタ ト イキタイ【イケメン戦国】
……揺れてる。
自分がユサユサと揺さぶられているのを感じる。
「……ん。」
意識を取り戻した私がゆっくりと瞼を上げると、目の前には快楽に眉をひそめる家康の顔があった。
全身に伝わる私のものではない素肌の温もり、下腹部の中では何かが大きく蠢いている。
自分が今、家康に何をされているのか気付いた私は
「あ……」
小さく声を漏らした。
「、気が付いた?」
私を揺さぶり続けたまま微笑んだ家康の手に頬を撫でられる。
「ごめん。
いけない事だって分かってるけど
どうしても我慢出来なかった。
が欲しくて堪らない。」
切な気に囁く家康。
ああ…私、家康とセックスしてるんだ。
段々と意識がはっきりしてくると、家康に貫かれている部分が熱を持ち始める。
「………んん…」
その感覚に身を捩ると
「……嫌?」
そう問い掛けながら家康にじっと見つめられた。
………嫌じゃない。
嫌じゃないよ。
私だって家康が欲しい。
家康とひとつになりたいって、ずっと思ってた。
家康に伝えたい気持ちが次々と溢れてくる。
でも結局私は何も言葉に出来なくて、ただ必死で首を横に振った。
「嬉しいよ。
じゃあ……も気持ち良くなって。」
「んっ……」
私の中を堪能するように家康がゆったりと腰を使う。
その緩やかな抜き差しが快感だけを増幅させていった。
「あ…あ……家康……気持ちいいよぉ。」
堪らずそう言って家康に縋り着くと
「俺も。
の中は熱くて……溶けそう。」
家康は私に覆い被さって抱き締めてくれた。