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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第25章 カレシと妻【幕末カレシ】


大きなバスタブにたっぷり溜めたお湯に2人で浸かる。

5人は楽勝で入れるんじゃないかってくらい広いバスタブなのに、私の身体は背後から烝くんに確りと抱えられていた。


「ね……こんなに広いんだからくっついてなくても……」

照れて抗う私の言い分なんて烝くんには何処吹く風。

「こんなに可愛いを目の前にして触れずになんかいられない。
 ほら……此所も。
 ぷっくり膨れて……
 凄く可愛い。」

「んっっ……」

烝くんの両手が私のバストを包み込み、指先で先端を擽る。

その絶妙な刺激に耐え兼ねて、私が太腿を擦り合わせれば……

「……気持ち良いの?
 もじもじしちゃって、厭らしい。」

「や……見ないで。」

「そんなの無理に決まってるじゃん。
 湯の中でもの肌が紅く染まってるの分かるし。」

「……もう!」


私が手を伸ばしてバスタブの縁にあるシルバーのスイッチを押すと

「わっっ!!」

ジャグジーが稼働してボコボコと気泡が沸き上がる様に烝くんは大声を上げた。

「ふふっ……
 これで私の身体も見えないでしょ。」

得意気に鼻を鳴らした私をじっと見つめた烝くんの手がスッと私の太腿を割る。

「うん。
 中々に良い作戦だけど………
 触れていれば一緒。」

「あっ……」

烝くんの長い指が秘裂を割ってゆっくりと中に挿入って来た。

「や……ダメ。
 そ…んな……擦らないでぇ……」

「だから無理だって。
 あんたの可愛い声……
 もっと聞きたい。」

「はぁ……ぅんっ……」


ジャグジーの振動音に混ざって、烝くんの舌が私の耳を舐めるチュクチュクという頼りない水音が鼓膜を震わせる。

それに合わせて私の中を掻き回す動きは激しくなり……

「ダメッ……だからっ…
 イッ…ちゃ……」

「うん。
 果てて見せて。」

「……アアッ!」

烝くんの指に最奥をゴリッと圧し込まれ、私はあっという間に絶頂に飛んだ。
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