第24章 蠱惑的遊戯【イケメン戦国】
「さん……
本当にいいのかな?」
俺は恐る恐るさんに近付いて聞いてみたけれど、さんは朦朧としつつも聖女のような微笑みを浮かべて頷いてくれた。
「うん。
私ね、佐助くんが居なかったら
この時代で生きていけなかったと思う。
佐助くんがいつも私を支えてくれたから生きて来られたし、
信長様と出会えて愛し合えたんだと思ってる。
だから………
佐助くん、この子の事も支えてあげてくれる?」
さんの言葉に胸を突き上げられた俺は、信長様や他の皆の暖かい視線が注がれる中でさんを大事に大事に抱いた。
まさか自分が衆人環視の中でセックスを晒す事になるなんて思いもしてなかったけれど、その時の俺はそれを余りにも普通の事として受け容れられたんだ。
本当に特筆する事など何一つ無いスタンダードなセックスだったと思う。
それでも自分の欲望よりさんの身体を気遣うよう心掛けたのは間違いないよ。
さんとキスを交わしながら柔らかい裸体に手を這わせ、もうグズグズに蕩けている箇所に指先が辿り着けば、俺のペニスは待ちきれないとばかりに最大MAX。
何だか変な話だけどさ、この状況でさんの中に射精さないってのは有り得ない気がした。
だから直ぐにでも暴発しそうなペニスを慌てて挿入れなくちゃって………
「さん……ごめん!
ちょっと保ちそうにないんだ。」
情けない事この上無いけどそんな俺の言い分に、さんはふわりと微笑んで
「ん……
来て、佐助くん。」
と、俺のヒクつくペニスに手を添えてソコへ導いてくれた。
その優しい笑顔と行為がまた更に俺を煽るんだけど。
「………挿入れるね!」