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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第24章 蠱惑的遊戯【イケメン戦国】


水無月の上旬。

俺は春日山から安土に向かって駆けていた。


そう……

さんが無事にお産を終えたという文を貰って、お祝いに駆け付けている真っ最中なんだ。


産まれたのは玉のような男の子だそうだ。

さんも赤ちゃんも健康で、この時代では珍しい程の安産だったらしい。

きっと今頃、信長様を始め安土の武将達は全員デレデレになっているんだろうな。

俺も早くそのデレデレの輪に参加したくて、進む足は逸るばかりだ。



だって……

あの夜………
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