第24章 蠱惑的遊戯【イケメン戦国】
家康さんが穿つ度、さんの首筋も胸元も……爪先迄全部が桜色に染まっていく。
その姿がこれ見よがしに皆に向けて晒されているんだ。
家康さんの執拗な責めにはさんももう意識が朦朧としちゃってる。
自分以外の男に最愛の女性をこう迄された事を信長様はどう思っているのかな?
ふと浮かんだ疑問に我に返った俺は、信長様に視線を移して見ると……
その表情は満足気に綻んでいた。
ああ、こんな状況であっても『は俺だけのものだ』という思いは揺らがないんだな。
その上で、さんがこれ程の快感に身悶えている事を喜ばしく感じているんだ。
そして、それを与えている家康さんに対しても……。
信長様の器の大きさには本当に感服してしまうよ。
「ねえ……、確りして。
の厭らしく蕩けた顔も、此所も……
皆にちゃんと見て貰わなきゃ。」
さんの腕を掴んでいた家康さんの右手が、ぐったりと項垂れてしまっているさんの顎を捉え上向けた。
もうその表情は何とも形容し難い位に可愛くて、厭らしくて……
またしても皆の視線を釘付けだ。
「うん……可愛いね、。
あんたが赤児みたいだ。
可愛くて可愛くて、堪らない。」
頬を上気させてさんの顳顬に何度も口付ける家康さん。
その様子は、心から愛おしい我が子を愛でる父親のようで……
「そんなの中に射精せるなんて……
考えただけで昂ぶっちゃうよ。
あー…そろそろ俺も限界かも。」
う゛…う゛うんっ!
前言撤回。
やっぱり家康さんはさんを1人の女性として愛でているんだね!