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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第21章 真っ直ぐな寄り道【イケメン戦国】


「お前が好きだ。
 お前が俺以外の男と向き合う姿すら直視出来ねえ程に。
 お前を……
 を俺だけの物にしたくて
 俺だけを見ていて欲しくて……
 ははっ……笑いたきゃ笑えよ、。
 徒手空拳の独眼竜が惚れた女を手に入れる為に薬を盛るとか……
 どんだけみっともねえんだって話だ。
 ああ……やばいな。
 薬が回って来やがった。
 、お前はもう城に帰れ。
 このまま此処に居たら、俺はお前に何するか分かんねえぞ。
 お前を陵辱しようと画策した俺が言うのも何だが………
 頼む、お前が目の前に居ると抑えが効かねえ。
 俺の正気が保ってる内にっ……」


息も絶え絶えになり、腹の底から湧き上がる欲望に必死で抗う俺をじっと見つめていたは………


「お前っ……
 何やってんだっっ!!」


皿に残っていたずんだ餅を一つ残らず自分の口に放り込んだんだ。
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