第21章 真っ直ぐな寄り道【イケメン戦国】
その晩は眠れる筈も無かった。
文机の上に置いた薬包をじっと見つめ考える。
『かなり強力だ』
『最後まで面倒を見てやれ』
光秀の甘言が頭の中で延々と谺していた。
そうなりゃ当然、妄想するのはの乱れた姿態。
はどんな顔をして、どんな声を紡いで男に抱かれるのか。
あの芳しい体臭に包まれ、柔らかそうな身体を散々に弄り、恐らく未だ誰も受け容れた事の無い彼所に怒張した一物を打ち込んで破瓜させる。
「痛い」と泣き叫ぶだろうか?
だが其れだけじゃ終わらせねえ。
最後には「もっと、もっと」と悦がらせて、俺の名前を叫びながらの絶頂へ導いて………
「ああ……」
袴の中で痛い程に屹立した一物を取り出す。
己の右手でやんわりと扱き始めれば、直ぐ様にちにち…という下品な音が鳴った。
の小さな手で、愛らしい口で、この一物を愛でて貰えたら……
そんな事を思えば吐精はあっという間。
「んっ…くぅ……」
己の吐き出したどろりと熱い白濁に塗れても、俺の右手は止まりはしない。
全く鎮まる気配の無い一物を扱く手は逸るばかりで……
「……っ…
お前を誰にも渡しはしねえ。
お前は俺だけの……」
この一夜、俺は何度も何度も虚しい絶頂を迎えながら、密かに悍まし過ぎる決意を固めた。