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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第21章 真っ直ぐな寄り道【イケメン戦国】


そんな二進も三進も行かない毎日を繰り返し、俺の中での存在が膨らみ続けていた或る日………

安土城門脇で光秀の背中を見付けた。


彼奴……こんな人目に付かねえ場所でまた何か企んでいやがるのか?

一寸した悪戯心が湧き上がり、驚かせてやろうと俺は気配を殺して近付く。

だけど、やはり光秀は光秀だ。

俺が考えていたよりも早く、此方に気付いて振り向いた。

「政宗…か?」

苦々しく俺の名を呼ぶ光秀は………一人じゃなかった。



その胸には涙に濡れたを確りと抱えていたんだ。
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