第3章 昨夜泣いた君と【薄桜鬼】
もう後は延々と抽挿を繰り返す。
その間に両手を拘束している帯を解いて身体を反転させ、今の俺は仰向けの優里を見下ろしていた。
帯を失くし、だらしなく乱れた小袖と襦袢の合わせは俺に突かれる度にずるずると左右に拡がり、張りの有る綺麗な乳房を晒し出して行く。
俺の腰の動きと同化して撓に揺れるその乳房は、しゃぶり尽くして仕舞いたい程に魅力的だ。
そこから視線を下ろすと、何度も俺の白濁を受け止めた白い腹。
そしてその下ではぐちゅぐちゅと淫靡な音を発てて、俺の牡茎が抜き差しされている。
その生々しい様を凝視すれば否応無く吐精感が沸き上がった。
「お願い」と何度も懇願し続けた優里もこれ迄に無い長く激しい責め苦に耐え兼ねたのか、完全に全身を弛緩させ虚ろな表情で俺に揺さ振られるがままだ。
………まるで人形を抱いてるみてえだな。
いや、お前が人形なら良かったよ。
そうすればどんな障害に囚われる事無く、お前を俺だけの物に出来るのに……。
「ああ……優里。
もう達っちまいそうだ。」
そう告げても優里は既に諦めたのか……無表情のまま何の反応も見せない。
「はっ……達くぞ。
良いよな?
…………出すからっ…
ううっ………んっ…」
そして遂に俺は大量の白濁を吐き出し、優里の地獄の様な時間は漸く終わった。