第18章 ずっとずっとずっと、そのまま【薄桜鬼】
盲目の身で、慣れない暮らしで、俺の為に家事の全てを熟す時尾を労る可きであるのは充分に理解していたが………
時尾が俺に向かって微笑んでくれると、時尾に「一さん」と名前を呼ばれると………
どうしても触れずにはいられなかったのだ。
「ああっっ……一さんっっ……」
「達したのか…時尾?」
今夜も俺は激しく時尾を抱く。
家の外は木枯らし吹く寒い夜であるのに、俺達は全裸でお互いを貪り合った。
仰向けに寝かせた時尾の両膝を目一杯に押し開き、俺の指と舌で溶かした秘部には牡茎が根元まで埋まっている。
もう俺には時尾の急所を突き上げる事など容易い物であった。
一旦抽挿は止め、ひくひくと蠢き酷く熱い時尾の中を堪能する。
「あ……ぅ…」
絶頂の余韻に囚われ、俺の下で痙攣を繰り返す時尾の姿態に醜悪な加虐心が湧き上がった。
先程よりも一層激しく抜き差しを繰り返し、時尾の最奥をがんがんと突き上げてやれば
「やっ……駄目です!
一さんっっ……駄目ええ……」
時尾はじたばたと身を捩り、俺の下から抜け出そうと藻掻く。
「時尾……
俺が『まだ』だろう?」
「は…じめ……さぁ…」
遂にはぽろぽろと涙を零し始めた時尾に、俺の吐精感も限界を迎えた。
「んっ……出すぞ、時尾!
あんたの中に全部っっ……くぅっ…!!」
びゅるびゅると白濁を吐き出す快感に酔い痴れ、時尾の白く美しい裸体にねっとりと視線を這わしていた俺は、その脇腹……
腰骨の辺りに小豆大の青痣が出来ている事に気が付いた。