第17章 Coquettish game【イケメン戦国】
俺は今……物凄い光景を目にしているんじゃないだろうか?
だって、たった一人の可愛らしい女性が…………
『日本一の兵、真田幸村』に下から突き上げられて、
『甲斐の虎、武田信玄』をフェラチオしながら、
『越後の龍、上杉謙信』を右手で扱いている。
うん、コレってやっぱり凄い事だよ。
さん、君って本当に………
興奮してゴクリと喉を鳴らしてしまったその時……
その3人の目が俺に向けられている事に気付いた。
えーと……そう、ですよね?
いや、俺も薄々は感付いていたんだけど……流石にこの3人と一緒にって、畏れ多過ぎるよ。
それでも俺を見遣る謙信様の視線に段々と殺気が籠もり始めれば、もう逃げる事は不可能だ。
俺は立ち上がって怖ず怖ずとさんに近付いた。
「ごめん、さん。
俺も………いい?」
さんの左側に立ち、もう充分に硬度を取り戻したモノを差し出してみると、信玄様を咥えたまま柔らかい視線で俺を見上げ……
左手でそっと握ってくれたんだ。
きっと謙信様を扱く右手と同じように動かそうとしているんだと思う。
でもさんは右利きだから、左手ではどうしても少しぎこちない。
その拙さがまた……堪らない程に唆るよ。
ああ……もうホント、重症だな。
結局何をしたって、相手がさんってだけで俺は簡単にノックアウトされてしまうんだから。