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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


「、何処に響くんだい?
 教えておくれ。」

「だって……奥にっ…
 ひぃんっ……
 ゴリッって……当たってぇ……」

もう、ちゃんと答えちゃうさん…可愛過ぎだよ。

「此所……かな?」

「ひゃあっ!」

態と震動が伝わるように大きく歩き出した信玄様に、さんは首に回した両腕と腰に絡ませた両脚に力を込めてギュッとしがみついた。

「ああ、本当には可愛いな。
 それに謙信が言った通り……君の中は極上だ。
 熱く畝って……んっ……
 ほら、今も俺をぎゅうぎゅうと締め付けて来る。
 ……堪らないな。
 …俺は君の存在が愛し過ぎて、堪らないんだよ。」

信玄様が女性を褒める光景なんて今まで散々見てきたけれど、自分の快楽を圧してまで女性を悦ばせようとするなんて尊敬に値するよ。

もう信玄様の発する一言一句、全てを書籍化して現代の草食系男子とやらに読ませてやりたい。

きっと大ベストセラーになる筈だ。


「信…玄様っ……
 私…もう……もうっ…」

「んー?
 もう、果てて仕舞うのかな?」

さんは信玄様に支えられてカタカタと小さく震え出している。

「は本当に素直で愛らしいな。
 じゃあ……口付けようか?
 ほら、顔を上げてごらん。」

イッちゃうって言ってるのにこのタイミングでキスですか、信玄様?

キスしながら女性をイかせるって……男冥利に尽きる!

そして信玄様の台詞を敢えて繰り返させて貰うよ。

さん、君は本当に素直で愛らしいな。

だって……あっさりと顔を上げて、もう信玄様と舌を絡ませているじゃないか!

それでも信玄様は歩き続け、二人は上からも下からも厭らしい水音を部屋中に振り撒いた。

そうなれば当然……

「んっ……んぅっっ…!」

さんは絶頂を迎えた嬌声を、信玄様の口の中に吐き出したんだ。
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