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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


「はっ…ああ……
 女を抱いてこれ程に悦楽を感じたのは初めてだ。
 ……
 俺を受け入れてくれて……ありがとう。」

ズルリとさんの中から狂暴なモノを抜き出した謙信様は、今まで見た事が無い優しい笑みを湛えてさんに軽く口付ける。

「ん……」

それを受け止めたさんも呼吸を荒げながら嬉しそうに微笑んだ。

端から見たって謙信様がさんの事をこれ以上無いくらいに愛おしく想っているのが分かる。

でも謙信様自身はそれに気付いているのかな。


「さて……と。」

徐にさんの手を握っていた信玄様が立ち上がった。

次は一体何が始まっちゃうんだろう?

信玄様は視線を巡らし幸村と、そして俺の状態も確認しているようだ。

幸村はさっき暴発してしまったし、俺も………。

俺が座ったまま腰をモジモジと動かしている様子で信玄様は全部悟ったみたい。

フッ…と労るような笑みを浮かべて、さんへ視線を落とす。

「じゃあ、姫……
 今度は俺を受け入れてくれるかい?」

「え……
 信玄様……も?」

「ああ。
 謙信に啼かされたばかりの君を労りたいのは山々なんだが……
 俺ももう我慢の限界なんだ。」

低く甘い声でそう言った信玄様のモノに目を向けて見れば、ソレはもうガッチガチに屹立していた。

謙信様程では無いけれど、信玄様もかなり立派なモノをお持ちのようで……。

血管を浮き上がらせ、重力すら無視して立ち上がった黒光りするソレ。

そこまでもがそんなに男らしいなんて、本当に信玄様は期待を裏切らない人だ。
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