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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


「、辛かったら俺の手を握りなさい。  
 爪を立てても構わないから……」

「あ……俺も…」

さんの右手を信玄様の手が、左手を幸村の手が包み込むように握り、

「ん……ありがと…」

さんはちょっとだけ微笑んだ。

「少しずつ……進むぞ。
 、耐えられるか?」

「はい……謙信…様。」

「……良い子だ。」

慈愛が溢れ捲った笑みを浮かべた謙信様は再びさんの額を撫でた後、その両膝裏に腕を回して抱え込み、さんの身体が上へ逃れられないよう固定する。

そしてじっくりとした緩慢な動作で、ジリジリと腰を沈めていった。

「んーっっ……ぅあ…んんっ…う……」

謙信様が奥へと進む度、さんは苦悶の声を上げては信玄様と幸村の手をギリギリと握り締める。

「く…ぅ……」

見れば何故か謙信様も苦しそうだ。

いや、違う。

あの謙信様の表情は苦しいんじゃなくて………

「……お前の中は…堪らぬな。
 溶かされて仕舞いそうに熱くて……
 ざらざらとしていて……
 お前を苦しめたく無いのに……腰が…止まらん。」

絞り出された謙信様の熱弁に、信玄様と幸村の喉仏が上下した。

ああ、勿論俺だってゴクリと喉を鳴らしてしまったけどね。

皆がそれぞれにさんの『中』の具合を想像して昂ぶっているんだ。

そして遂に

「んあっ……」

「くっ……此所まで…か。」

謙信様はさんの最奥に達したらしい。

良く見てみれば、まだ半分を越えた辺りまでしか埋まっていない。

さんは身体が小さいから中も浅いって事もあるんだろうけど、やはり謙信様の巨根っぷりは半端じゃないな。
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